IWA 10月例会「粟崎探訪ウオーク」開催しました」

◎IWA 10月例会「粟崎探訪ウオーク」開催しました
○ 開催日 令和5年10月15日(日)
○ 集合場所 金沢港クルーズターミナル
【天候】曇りのち雨【参加人数】県協会33人、他協会6人、一般3人 合計42名
【コース】金沢クルーズターミナル→さつまいもの里→粟崎第一公園→上の清水→粟崎八幡宮→粟崎地蔵尊→木谷家墓所→木谷公園→金沢クルーズターミナル(ゴール)

金沢市の北西に当たる粟崎地区や五郎島は大野川と日本海に挟まれた砂丘地で、江戸時代からの史跡なども多く、砂丘地ではスイカ・サツマイモ等の砂丘地農業の盛んなところです。さつまいもは元禄時代に薩摩の国から種芋を持ち帰り、現在の「五郎島金時」として高い評価を受け全国的に知れ渡っています。木谷家とは、加賀藩最大の海商と言われ粟崎に移り住み材木や米取引などで莫大な富を得ました。幕末の天保年間には、全国長者番付で東の横綱・三井家(江戸)と並んで西の横綱に格付けされました。新興の銭五には勝るとも劣らない、日本で一、二を争う大富豪でした。兼六園のことじ灯籠は木谷家が前田家に献上したものと伝わり、尾山神社の敷地も木谷家が寄付したと伝わります。粟崎八幡神社に奉納されている多くの絵馬の中には、藩政期に日本海を廻航し、北前船と呼ばれた和船の絵馬11面と大作の武者絵馬2面が伝えられています。特に船絵馬の内7面は、木谷(屋号木屋)藤右衛門の一族が文化文久年間(1804年〜1863年)にかけて奉納したものです。船絵馬は、船の新造を祝い、持船の航海の安全を祈願し、あるいは無事帰港を感謝して船主や船頭が神社に奉納したものです。また、関西方面の一流絵師によるものがあり、画質も優れ、保存状態も良好で、特にこれだけ大作がまとまった数の船絵馬は石川県内ではまれであり、その意味でも極めて価値が高く貴重です。普段は見ることができませんが、たまたま町内の行事で宮司さんが居て絵馬を見ることができました。ゴールまで4キロ切った所で、土砂降りの雨に合いましたが、無事に完歩することができました。

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IMG_9708スタート

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IMG_9718五郎島八幡宮

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IMG_9723さつまい畑

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IMG_9732粟崎八幡宮

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IMG_9739木谷家跡木谷公園

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