◎2年ぶりの上田駅、新たな旅立ち

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(写真)出発式

2019年11月13日に北陸新幹線の上田駅にゴールしてから2年の月日が流れました。今回、ようやく上田駅に戻ってくることができました。

参勤ウオークの15、16日目は11月16日(火)17日(水)、上田駅から小諸を通って軽井沢駅までの区間(約42キロ)で開催されました。2年ぶりの上田駅には会員ら46人が集まり、真田幸村の騎馬像前で檄を飛ばして無事のゴールを祈りました。

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(写真)真田幸村の騎馬像前

一日目は上田宿から小諸宿までの20キロ。千曲川沿いの北国街道を軽快な足取りで進み、今回の最大の見どころである海野宿に着きました。ここは宿場全体が国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されており、参加者は卯建の上がった家並みにスマホのカメラを向けていました。しかし、2年前の千曲川氾濫の爪痕は残っており、宿場の外側では流出した観光駐車場や橋の復旧工事が続いていました。

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(写真)海野宿

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(写真)東御市の北国街道

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(写真)小諸城大手門前

二日目は小諸宿から軽井沢宿までの22キロ。小諸城の大手門で記念撮影してスタートしました。小諸から14キロ先の追分宿までの間に宿場はなく、標高差400メートルの上り坂が延々と続きます。小諸宿を出るまではにぎやかなおしゃべりが続いていましたが、いつの間にか静かになり、参加者は足下だけを見ながら我慢の歩みを続けました。

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(写真)小諸宿

標高1,003メートルの標識がある追分宿で中山道に入りました。分去れ碑の前で記念撮影し、ここまで歩いてきた北国街道に別れを告げました。追分宿で昼食を取った後は全員元気な足取りに戻り、ゴールの軽井沢駅には予定より1時間も早く着きました。

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(写真)旧北国街道

今回は二日間とも素晴らしい天気に恵まれ、秋の信濃路を満喫しました。特に一日目のゴール、小諸の懐古園は目を見張る紅葉が広がり、城跡を鮮やかな色で包み込んでいました。また二日目は雄大な浅間山を望みながらの旅となり、追分宿に近づくにつれて大きくなっていく山の頂からは噴煙が立ち上っているのも見えました。

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(写真)旧北国街道と旧中山道の分か去れ

次回の旅は12月8日(水)、高崎駅(群馬県)から本庄駅(埼玉県)までの19日目を日帰りで実施します。

中軽井沢駅20211117 m-500

(写真)中軽井沢駅

□情報、写真提供:大谷勝氏、松林友一氏